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本書の目的は東京近郊都市の「新陳代謝」を伝えることにある。「記録写真」として大都市近郊の移り変わりを「フィルム」で記録。手段として単純なフィルムカメラを選ぶことを第一義とした。10年以上居住した東京から近郊都市である多摩地区に仕事場を移した。幸運なことに、大都市近郊の躍動的な「活動性」に触れて、「近郊都市の耀き、あるいはその土地の持つ独特の呼吸」を感じるようになった。この風景を何とかして「記憶」したいと切に思い、その熱意が次第に大きくなり、丁寧にこの風景を継続的にすくい取るように記録したら、「東京近郊都市の現実」という意味で、非常に歴史的にも価値がある「記録」を紡げるのではないかという「直観」がはたらいた。勤務した聖マリアンナ医科大学病院近く、向ヶ丘遊園、新百合ヶ丘付近の風景を主に写している。