ゼータ関数と整数の花(数学のかんどころ 43)

小林 雅人 著

2,530円(税込)

共立出版

 本書は、リーマンゼータ関数とその周辺の数学を扱った、初等整数論の入門書である。
 前半部では、完全数・フィボナッチ数列・ピタゴラス数などといった、さまざまな整数列・無限和・無限積にまつわるトピックが、満開の花畑のように登場する。後半では、環論や形式的ベキ級数の概念を導入して、オイラーの五角数定理や、さまざまな分割数、約数和関数の関係式などに迫っていく。最後に、ゼータ関数に関わる基本事項を概観する。付録では、本編では紹介しきれなかった整数論での興味深い結果や、ラマヌジャンの生涯と功績などといった、数学界や数学史における楽しい話題を取り上げた。
 「整数の魅力を伝えること」を念頭に、なるべく多くの整数概念が現れるように工夫を行なった。