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秘唇の合間で怖いほど膨れ上がった突起を男の硬質な指先が弾いた瞬間、腰の奥に電流が走った。そのすぐ近い場所に溜まっていた水流が、マグマとなって押し寄せる。大きなうねりが奥底から湧き上がる。宙吊りの私の、もっと恥ずかしいところを見て欲しい……育児に疲れ、マイペースな夫に精神を病みかけていた琴子は、個室トイレで酔った自分が勢いよく放尿するシーンをジッと見つめられるという異様なキッカケで元職場のデザイナー霧矢と密会を重ねるようになった。霧矢の部屋で、徐々に熱を帯び始める琴子によぎるのは排尿しながらイきそうになってしまった自分──育児も家庭生活も上手くこなせない自分でも、この男にいっそ恥辱的なまでの姿を晒すことで、はじめて存在が許されるのではないか……心に渦巻いていた感情を一気に解放するとき、押さえていた「女」を取り戻す。快楽と淫楽の先にある魂の救済を描き出す書下ろし短編!!
【著者略歴】
紫月ルイカ(しづきるいか) ─ 東京都出身。サンケイスポーツ「性ノンフィクション大賞」入賞、「シングルマザー文学賞ゼロ」入賞。「特選小説」掲載。Web媒体「SM変態LOVERS」にて小説を連載。日本文芸家クラブ所属。主に女性の内面に潜む欲望や葛藤を描くことをテーマとする。趣味は映画・ドラマ鑑賞、ヴィジュアル系音楽を聴くこと。アニメやゲーム作品も好み、コスプレイヤーとしても活動中。