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「出したいんでしょう? がまんしないで。わたしだって恥ずかしいんだから」姉が弟を手で追い詰める。口調は年の離れた姉らしくぶっきらぼうだが、目は潤み、唇は唾液で濡れている。弟の感触に興奮しているのは明らかだ……突然の事故で両親を亡くした二十代後半の結華は、六十前の両親と旧知の男、明彦の三番目の妻となることで救われた。そして、その家には、一回り年下の弟の陽樹と飼い犬も一緒に引き取られていた。明彦をよそに起きた姉弟の間違いは、たちまち陽樹の「癖」となり、結華はそれに当惑しながらも応えていた。が、明彦は偽りの出張の夜、秘戯中の姉弟に罠を仕掛ける──若妻とその実弟による禁断の行為を目撃した夫は姉弟を拘束して責める。もともとが嗜虐癖の旺盛な男の奸計に嵌った姉弟。吊、枷、首輪、革紐、強制口淫。そして男が最後に選んだのは義弟の禁穴だった──『艶想』第1號掲載淫虐短編! 完全版!!
【著者略歴】
香坂燈也(こうさかとうや) ─ 2015年『隣りの独身美母』(フランス書院)で長編デビュー。誘惑ものを中心に『隣のタワマン母娘』など陵辱ものも手がける。フランス書院での執筆以外他にマドンナメイトなどでも活躍。いくつかのペンネームを使い分け、静謐な官能から、異常性愛まで、男女の心理的洞察に優れて共感と開放感を生む作品多数。