死ぬのも下手でどうするんだ

木本乃伊 著

1,500円(税込)

株式会社彩流社

過量服薬120 錠、あっけなく生還――
悲惨だけど笑える、自殺未遂のリアル。

自殺に人生打開の希望を抱いて、睡眠薬など約120錠を飲んで意識を失った著者。
病院搬送から3日目に集中治療室(ICU)で目を覚ますと、待ち受けていたのは、尿道に管、オムツ、肺炎、水虫、退屈……「こんなはずじゃなかった」の連続の入院生活。その経験から学んだのは、生きる希望でも死の恐怖でもなく、「失敗」の大変さだった!
――生きるのも下手なのに、死ぬのも下手でどうするんだ。
年間50万人といわれる自殺未遂。体験者自らが「失敗」の顛末を語るドキュメント。

「失敗したら大変ですので、みなさんもお気を付けください」

目次

まえがき

入院生活のリアル――「生還」後に待っていた9つの苦しみ
1 尿道に管が刺さります
2 目覚めた直後が苦しすぎます
3 腹痛が止みません
4 ベッドの上で大便をしなくてはいけません
5 肺炎になります
6 ずっと仰向けです
7 お風呂に入れません
8 することがないです
9 傷が残ります

失敗の当日――「計画の甘さ」と「自分の弱さ」
・当初の計画
・大きな想定外が発覚
・孤独に田園をさまよう
・首吊りにふさわしい場所で
・睡眠薬を集める旅
・気づいたら、病院
・死にたい世界と生きるための施設

かつての失態
・餓死
・リストカット

あとがき