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ふくろうのアウルは、夜の騎士たちをまとめる隊長です。仕事をおえてねむりにつこうとすると、だれかが大きな声でしゃべりだしました。
「わたしは、アーリー。あなたみたいな騎士になりたいんです。どうか、弟子にしてください」
やってきたのは、ことりのアーリーでした。
夜に活動するアウルは、騎士としていつもまじめで冷静。
朝に活動するアーリーは、まだまだ見習い、いつもばたばたにぎやかです。
起きる時間も、性格もちがうふたりは、まったく息があいません。
アウルがお城のみまわりへいくころ、アーリーは夢のなか。そして、アウルがねむるころ、アーリーはおかまいなしにしゃべり続けています。
そんなすれちがいにつかれたアウルは、「でていって!」と言ってしまい・・・
“全然ちがうのに、一緒にお城をまもれるの?”
ある日、ふたりは偶然のピンチをのりこえて気づきます――これまでのすれちがいこそが、お城を守る力になる。
「自分だけちがうから」「まだできないから」とあきらめなくていい。「やってみたい!」という気持ちで行動すれば、それぞれの“得意”が輝くことを知ったのです。
自分らしくいることの可能性をえがいた、夜と朝の物語。
■ニューヨークタイムズ1位、コールデコット・オナーを受賞し、世界25か国以上で翻訳された名作『夜をまもる騎士アウル』の続編!