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「本の雑誌が選ぶ2019年度ベスト10」第2位!
ほかにも,毎日新聞(9月8日),西日本新聞(9月28日),日本経済新聞(10月5日),
朝日新聞(11月10日),読売新聞(11月17日),AERA(10月14日号),
日経サイエンス(11月号),小説すばる(11月号),婦人公論(11月12日号),
本の雑誌(12月号) などなど各紙誌で絶賛!
一気読み必至,洞察に満ちた犯罪ルポの傑作,待望の文庫化!
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死んだ鳥を大量に盗む?
いったいぜんたい,だれがそんなことを?
2009年6月.
ロスチャイルド家がヴィクトリア時代に創設した博物館から,約300羽の鳥の標本が消えた.
世にも美しい鳥が行きついた先は,希少な羽で毛針を制作する愛好家たちの世界だった!
この突拍子もない盗難事件を偶然知った著者は,最初は好奇心から,やがては正義感から,事件の調査に乗り出す.
羽毛をめぐる科学史と文化史,毛針愛好家のモラルのなさと違法取引,絶滅危惧種の保護問題,
そして未来へのタイムマシンとなりうる標本と,それを収集・保存する博物館の存在意義.
スピーディーに展開される犯罪ルポルタージュ.
◆本書に寄せられた賛辞
博物館侵入事件,進化論の発見,絶滅の危機に瀕した鳥たち,
そして毛針作りにとりつかれた者たちが巣くう地下世界
――無関係に見える話題を見事にまとめあげた犯罪実話だ.
マーク・アダムス(『マチュピチュ探検記』著者)
一見すると地味で埋もれてしまいそうな事件を題材に,
つぎからつぎへと繰り出される洞察と驚き.
最初から最後まで魅力に満ちた一冊.
マイケル・フィンケル(『ある世捨て人の物語』著者)
犯罪そのものだけでなく,文化遺産の重要性について多くのことを教えてくれる.
エリザベス・マーシャル・トーマス(『犬たちの隠された生活』著者)
魅了される……この犯罪をめぐって著者が取り上げた何もかもがストーリーテリングの極みだ.
カーカス
科学,歴史,犯罪ドキュメンタリー好きの読者にアピールするページターナー.
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