エラーが発生しました。
父の急病により、公爵家次期当主の座をかけ命までも狙われる後継者争い「継承の儀」に参加することになったユリウス・フリートウッド。当主の座に興味もなく自由を求めるユリウスだったが、身を守るため他の兄妹同様に獣人を使役することを決意する。そして訪れた獣人専門店で隷属契約を交わしたのは、長年檻に閉じ込められ誰にも使役できないと噂された強く美しい狼獣、リベルだった。
人を信用せず見下すようなリベルの振る舞いに困惑するが、彼の境遇に寄り添い、主人として信用を得られるよう過ごした結果――リベルの態度は一変し、ユリウスに「好き」だと告げキスをし、寝る時さえもそばを離れなくなってしまう。
「――ご主人様は、僕の神様みたいな人なんだよ」
思惑入り乱れる後継者争いと、日ごとに強く深くなるリベルの執着。
ユリウスはどちらからも逃れられず……!?