子ども心はバイオリンを奏でるように

正木和枝 著

1,500円(税込)

株式会社彩流社

子育てに大切なことは、どれだけ手をかけたかではなく、どれだけたくさんの愛情をかけたかなのです。
日本とアメリカで二児の子育てを経験し、「いのちの電話」のボランティアや家庭裁判所家事調停員なども務めた著者が、子育ての喜び、日米の育児の違い、少子化や引きこもりへの思いなど育児に関するテーマを中心に、生活の中で感じたこと、ボランティアのこと、趣味で制作するアート作品のことなどを書き溜めたエッセイ。

目次
【主な目次】
1. 歌を口遊むように――子どもたちと人生を楽しむ/自立と能力は相関する?/
   可能性は無限に/親子は友達ではなく親子なのです/子どもは親を超えてゆく/
   孫に甘いお年寄りの愛/素直な感情を大切に 他
2. 楽しかった日々を口遊みながら――息子と娘、同胞ゆえに/私の産後ブルー/
   バイオリンに導かれて/子どもの好奇心と健康管理/親離れ、子離れ/
   娘の中学受験と私の中耳炎/娘からのご褒美/かけがえのないもの/
   夫婦は夫婦/子が親を思う言葉/子が父親を超えるとき 他
3. 夢と現実の狭間で――憧れのアメリカへ/予想を超えた大陸での生活/
   子どもの長い夏休み/普通が驚きに変わるとき/
   子どもたちを育んだ街ヒューストン/再び少子化対策に触れて 他
4. いのちの尊厳を考える――フリーダイヤルの体験から/
   なぜボランティアを続けるのか
5. 創作(アート)に目覚めて――子どもたちが大好きなアップルパイ/
   果物のラベルに魅せられて/四半世紀ぶりの作品展を終えて/
   つながることは感謝 他
6. 記憶と共に――すり鉢の底で生まれて、育って/言霊の国、日本に生まれて/
   祖母から母へ、そして私から娘へ/学生から社会人に/出会い/
   年齢を重ねるということ/時の流れ 他