臨床心理学 第25巻第3号 地域精神保健福祉の歩き方

佐藤さやか 編

1,980円(税込)

株式会社金剛出版

1 地域精神保健福祉の歩き方
地域精神保健福祉への招待状――心理臨床の辺境から 佐藤さやか
座談会|地域精神保健福祉は今?――スペシャリストにしてジェネラリストであるために 笠井清登・藤井千代・[聴き手]佐藤さやか
これだけは知っておきたい地域精神保健の歴史と今後の方向性 山口創生

2 「こんな心理職と働きたい!」――多職種のニーズとメッセージ
「こんな心理職と働きたい!」――多職種ニーズをシェアするために 吉田光爾
暮らしと日常を支える専門家――地域生活定着支援のリアル 大嶋栄子
動けて走れるセラピスト――アウトリーチ支援の現場から 西内絵里沙
チームにとけこむパートナー――チームリーダーの視点から 安間尚徳
当事者目線の「理想の心理職」――ピアスタッフの声 彼谷哲志

3 事例で読み解く地域精神保健福祉①――連携のバイプレーヤーたちの物語
スクールカウンセリングにおける多職種協働,外部機関連携 小堀彩子
周産期・母子支援と連携のネット 藤澤真莉
発達障害支援――安心できる地域生活のためにできること 日戸由刈
高齢者支援における多職種・多機関協働――認知症疾患医療センターの地域連携を通して 淵上奈緒子

4 事例で読み解く地域精神保健福祉②――連携のコアプレイヤーたちの格闘
多機能型精神科診療所による地域ケアの実際――心理職によるアウトリーチの事例を振り返って 東健太郎・鈴木順子
心理士が就労支援専門員になったワケ――多職種協働を積み重ねてたどりついた,専門性を活かせる場 中岡恵理
アディクション臨床とケースマネジメント 河西有奈
長期入院者の退院支援と地域生活定着支援――安心を共に創るチーム支援 下平美智代