記憶の対位法

高田大介 著

2,400円(税込)

東京創元社

祖父が遺したのは、大量の古書と、二十あまりの黒檀の小箱。対独協力者として弾劾された教師が晩年探し求めたものとは――。祖国、信仰、そして音楽の記憶を辿るべく、青年は歴史の迷宮に足を踏み入れる。〈図書館の魔女〉シリーズの俊英が贈る、知的探求の喜びに満ちた最新長編ミステリ。