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『明治大正期 商工資産信用録』(全15巻)、『昭和前期 商工資産信用録』(全12巻)、『明治大正期 商工信用録』(全20巻)、
『昭和前期 商工信用録』(全12巻)それに『明治大正期 帝国信用録』(第1回全5巻、2023年6月現在)の復刻版既刊・刊行中の資料集について
全体的な解題を試みた画期的な論考。大手興信所(商業興信所・東京興信所・帝国興信所)がその調査力を武器にして取りまとめた刊行物の一つ信用録は、
今日では経済史や経営史の研究を進めるうえで重要な資料となっている。個人経営や会社組織の企業の社会的信用度を資産額(当時の言葉では「正味身代」)や
納税額という客観的な基準に基づいて評価し公開する興信所は、日本の近代化に不可欠であると判断した外山脩造や渋沢栄一などのビジネス・リーダーたちが設立した。
商工信用録の沿革、特徴、活用のされ方を検討し、
商工信用録類の学術的意義を明らかにする。特に「符号表」の解読・分析は秀逸!!