奥澤さん、弾けないの 4 ── 指揮者

乃村寧音 著

165円(税込)

AubeBooks.com

「だってこうしないと、アドリアンすぐにイッちゃいそうなんだもの。精液を出せないようにしておかないとね」軽く扱いてやっただけで、指先の間に我慢汁が滲んで来る。あまり刺激し続けると、あっという間にイってしまいそうだ。細めの綿ロープを取り出すと、アドリアンのペニスの根元をきゅっと縛った……アドリアン・レヴァンドフスキは巨匠と呼ばれる初老の指揮者だ。最初に友梨佳がヨーロッパでコンチェルトデビューをしたときの、大恩あるマエストロでもある。そして奥澤さんの旧友でもあったのだ。十二年前の「約束」を果たすために、東京の著名なクラシック専用ホールで、四日後に共演する彼女の前に現れ──右手で竿を握り、左手で玉袋を揉みながらペロペロと舐め回し、唇で竿を擦りながら上下した。続けると、ねっとりとした汁が大量に溢れ出し、ぎちぎちに……奥へ奥へと分身を飲み込んでいく、友梨佳の特別リハーサル!!

【著者略歴】
乃村寧音(のむらねおん) ─ チアーヌ名義で、主にロマンス小説で活躍。メディアファクトリーフルール新人賞佳作受賞。某音大の声楽学科卒。男女を問わない性愛表現に挑戦の意欲が湧き、ELへも越境。期待の女流作家。