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18歳になった旧王家の血を引く公爵令嬢・ヴィオレアは、家族を奪い国すら簒奪で手にしたベルフィアー国王との政略結婚を命じられる。
結婚を回避するすべもなく王都に向かう道中、馬車が襲われ、ヴィオレアは砂色の瞳と腰に紋身(タトゥー)を入れた盗賊の頭領・アインシュヴェルに出会う。
自信家で冷酷さも併せ持つ彼を警戒するが、簒奪王から逃げるために素性を隠し彼らについていく……そうして辿り着いた先は国を追われた人々が住む村だった。
束の間の平和な暮らしを楽しむヴィオレアだが、ある晩、突然アインシュヴェルに求愛され……!?
「俺を好きじゃないなら、好きになれ」
俺様な盗賊×花嫁公爵令嬢の運命を掛けた恋は、王国の行く末も巻き込んでーー。