保健の科学63巻6月号

上別府圭子 編

1,540円(税込)

杏林書院

巻頭のことば

●世界保健デーをご存知ですか?

      中村 安秀(公益社団法人日本WHO協会理事長)

特集 いま,自殺と向き合う

   ―生きづらさを和らげるために―

◆人はなぜ自殺するのか

 ―そのメカニズムと予防について考える―

      張  賢徳(帝京大学医学部附属溝口病院精神神経科客員教授)

◆子どもたちが自ら死を選択しないように

      川島 大輔(中京大学心理学部心理学科教授)

◆コロナ禍の若者の自殺を防ぐ

      髙橋 聡美(中央大学人文科学研究所客員研究員)

◆母親の自殺と「心中による虐待死」

 ―未然防止のための支援―

      西岡 弥生(日本女子大学人間社会学部社会福祉学科学術研究員)

◆自殺とメディア

 ―コロナ禍における自殺対策を構想する―

      末木  新(和光大学現代人間学部教授)

◆自殺未遂者へのケア

 ―救急から地域までの包括的な支援―

      大塚耕太郎(岩手医科大学医学部神経精神科学講座教授・岩手医科大学医学部神経精神科学講座特命教授,

            岩手県こころのケアセンター副センター長)

      加藤 隆弘(九州大学大学院医学研究院精神病態医学分野講師)

      小原 圭司(島根県立心と体の相談センター所長)

      赤平美津子(岩手医科大学医学部災害・地域精神医学講座特命助教)

◆自死遺族への支援

 ―遺族は周りの人々にどのようにふるまってほしいと望んでいるのか―

      吉野 淳一(日本医療大学保健医療学部看護学科教授)

連載 社会を変えた感染症と医療の歴史

■スペインかぜと新興感染症によるパンデミック

      谷口 清州(国立病院機構三重病院病院長)

連載 身近な食品から栄養的特徴を学ぶ

■大豆食品・納豆の摂取と健康寿命延伸

      片桐 諒子(国立がん研究センター社会と健康研究センター疫学・予防研究グループ疫学研究部室長)

      津金昌一郎(医薬基盤・健康・栄養研究所理事兼国立健康・栄養研究所長)

調査・研究

●乳がん放射線治療に伴う放射線皮膚炎の発生率と重症度に関する文献調査

      岩下 恵子(大分県立看護科学大学大学院看護学研究科健康科学専攻)

      甲斐 倫明(大分県立看護科学大学環境保健学研究室)