幽霊のはなし

ラッセル・カーク 著, 横手拓治 訳

2,200円(税込)

株式会社彩流社

「何かが近くにいるのがおわかりでしょう、キャプテン・ベイン」

アメリカ保守運動の「ゴッドファーザー」ラッセル・カークは〈闇が立ちこめた世界にふさわしいゴシック調の物語〉のベストセラー作家でもあった!

荒廃した街に、古びた屋敷のなかに、不気味な幽鬼があらわれる。おびえる女、たたかう男。恐怖とロマンが織りなす傑作6編を、澤村修治の名で多くの文芸書・学術書の著者でもある横手拓治が初邦訳。

「われわれはみな幽霊で満たされている、とラフカディオ・ハーンは言った」(本書解説より)

【目次】
イザヤおじさん
呪われた館
弔いの鐘
リトルエジプトの地下室
影を求めて
ロストレイク
解説(カークの生い立ち、収録作品解説)