いそがなくても いいんじゃない?

イーティン・リー 作, 橋本 あゆみ 訳

2,640円(税込)

株式会社化学同人

せっかちなウサギとのんびりやのカメが、競争じゃなくて…なかよくおでかけ!?

カメが遠くの山をながめて言いました。「すごくきれいだな!いつかのぼってみたいな」 するとウサギがこたえます。「あした いこうよ!」「あした? いそがなくても いいんじゃない?」
イソップ童話でおなじみの「ウサギとカメ」が、なかよく一緒に山のぼり。ウサギははやく行きたいのに、カメはなかなか家を出ません。一体なにをしているのでしょう。ようやく出発したと思ったら、目のまえには大きな川。しっかり準備をしてきたカメは、リュックの中から次々道具をとりだして、ピンチを切りぬけます。性格がまったく違うから、力をあわせて前に進める。そんな友だちの形をほのぼの描いたお話です。