大相撲 昭和42年春場所後の番付削減

三木武司 著

2,600円(税込)

株式会社彩流社

1場所での大がかりな「番付削減」の背景には、
いったい何があったのか?!
小学生のころから大相撲に興味を持っていたという著者。そんなおり昭和42年の春場所後、大きな事件が起こった。著者お気に入りの6力士(大豪、若天龍、扇山、若鳴門、若乃洲、大文字)が番付削減に伴い幕内から十両へ陥落したのである。とても味気ない番付になってしまったと痛感したという。本書では、当時の相撲界の状況をふまえ、番付削減の背景を調査すべく多くの資料にあたり、6力士のその後を徹底的に追跡する。相撲ブームの最中、多くの好角家にかつての「出来事」を知ってもらえればと願う。

【目次】
序 章 昭和42年(1967)当時の相撲界 
第1章 なぜ番付削減をしたのか
第2章 番付削減を可能にした部屋別総当たり制の導入 
第3章 番付削減の是非を検証する 
第4章 番付削減改革の効果は 
第5章 八百長問題  
第6章 当時と現在との相撲の比較 
第7章 若三杉→大豪の徹底調査
第8章 若天龍の徹底調査
第9章 扇山の徹底調査
第10章 若鳴門の徹底調査 
第11章 若乃洲の徹底調査  
第12章 大文字の徹底調査 
第13章 陥落後の6力士の命運 
第14章 あまたの“若”を輩出した花籠部屋 
巻末資料 6力士の幕内での成績表等