対訳 富士古文書

神奈川徐福研究会 富士古文書翻訳部会 著

3,500円(税込)

株式会社彩流社

弥生時代の日本列島に秦から渡来したと伝えられる徐福は、日本全国に多くの伝承が遺されているものの、正史からは抹殺されている。本書は、その徐福一族が遺したと言われている富士古文書(宮下文書)を原文との対訳とともに紹介し、神奈川の徐福伝説についても触れ、もうひとつの古代史の姿を探るものである。

【目次】
はじめに
本書の構成
第Ⅰ章 「富士古文書」に記されている徐福について
1 「富士古文書」とは 2 歴史的経緯
3 古文書に記されていた驚くべきこと
4 古文書に記されている徐福
第Ⅱ章 「富士古文書」の原文翻訳の紹介
1 翻訳古文書一覧
2 超古代
(1)【支那震旦國皇代暦記】
(2)天つ国天之世七代【開闢神代暦代記】
(3)天之御中世十五代【開闢神代暦代記】
(4)高天原七代【開闢神代暦代記】
(5)豊葦原瑞穂国の世五代【開闢神代暦代記】【 神皇御系族】
3 ウカヤフキアエズ五十一代【開闢神代暦代】
(1)初代~二十四代
(2)二十五代~五十代
(3)五十一代とナガスネヒコの蜂起
4 神武の国家統一
(1)皇太子日高佐野王と賊軍の合戦【神代類聚抄】
(2)神武天皇の法制・諸制度【神代類聚抄】
(3)神武の新法【神代軍師神武家略歴】
5 人皇(初代神武天皇から十二代景行天皇】
(1)神武天皇【人皇十二代本紀略】
(2)二代~六代 綏靖 安寧 懿徳 孝昭 考安【人皇十二代本紀略】
(3)七代 孝霊天皇【人皇十二代本紀略】
(4)八代~十代 孝元 開化 崇神【人皇十二代本紀略】
(5)十一代~十二代 垂仁 景行【人皇十二代本紀略】
6 徐福について書かれている古文書
(1)徐福の先祖、経歴、日本への渡来【除除子系暦】
(2)徐福とともに渡来した者の名簿【徐福東来記】
(3)徐福子孫七代【阿東祖歴代】より
(4)渡来の状況と徐福子孫三十代 【秦徐福後胤系譜】
(5)持ってきた書物は延暦大噴火で焼失【不二山元宮神都復旧事並勅定写】
第Ⅲ章 神奈川の徐福
1 「富士古文書」の原本が保管されていた寒川神社
2 妙善寺の徐福直系子孫の墓と秦野・富士山麓との繋がり
3 神奈川県北部の徐福伝承
あとがき