アメリカの陰謀

土田宏 著

2,200円(税込)

株式会社彩流社

暗殺から60年、未だ謎の残るアメリカの恥部!

今秋、オリバー・ストーンの映画「JFK/新証言:知られざる陰謀」全国公開!

JFK研究所所長として「ケネディ暗殺」の謎を追及し続ける著者が、今でも疑問の残る「オズワルド単独犯行説」を決定づけた『ウォーレン報告書』の矛盾点を炙り出し、暗殺の真相究明よりも世論操作を優先させた「もう一つの陰謀」を追及する。

事件後、「単独犯」説に異議を唱えた人たちの不可思議な「死」の連鎖によって口をつぐんだ人たちからも、やっと声があがり始めている。権威のある者は「嘘」で国民を、そして世界を騙すのだ!

【目次】
まえがき──本書を読む前に

序章 権威を笠に着た〝嘘〟が多くを騙す

第1章 『ウォーレン報告書』
   1.調査委員会(ウォーレン委員会)
   2.『ウォーレン報告書』の「概要」
   3. 「ケネディ大統領暗殺の概要」──『ウォーレン報告書』の引用
        『ウォーレン報告書』「概要」の結論

第2章 オズワルド──共産主義者
   1.共産主義が動機か?
   2.ニューオーリンズの事件
   3.ウォーカー将軍狙撃事件

第3章 一九六三年一一月二二日――目撃者
   1.ルート変更──ディーリー広場
   2.重要目撃者──ハワード・ブレナン
   3.ブレナン以外の目撃者

第4章 マリオン・ベイカー巡査

第5章 「足音」の検証──委員会の犯罪

第6章 ティピット巡査殺害事件――犯人オズワルドへの伏線
   1.ティピット巡査殺害
   2.逃亡?
   3.「庭先の写真」
   4.オズワルドの掌紋
   5.狙撃時のオズワルド──再確認

第7章 オズワルド殺害――ジャック・ルビーの謎

第8章 魔法の銃弾──嘘の象徴
   1.魔法の銃弾
   2.三発説とザプルーダー・フィルム
   3.ケネディ大統領の傷──パークランド記念病院

第9章 ベセスダ海軍医療センター──検視と検視報告
   1.病理学専門の検視担当医
   2.検視報告──死体以外に「入手可能な情報」は必要か?
   3.傷──その一 右眼窩の上縁の浮腫と前頭骨部分の骨折?
   4.傷──その二 右肩の首下の傷と死後手術の跡?
   5.傷──その三 頭蓋骨も頭皮もない13センチの欠損?
   6.傷──その四 理解不能な文章の羅列
   7.全米医師会雑誌とのインタビュー
   8.脳の傷──補足報告
   9.ライフルの傷?
   10.悩む検視医
   11.「魔法の銃弾」再検討
   12.喉の傷 再検討
   13.検視報告とウォーレン委員会

第10章 ザプルーダー・フィルムの改竄

第11章 奇妙な謎──大陰謀を示唆

第12章 ジョンソン(副)大統領の不可解な行動──深まる疑惑

第13章 新しい証人たち──長い沈黙を破って

付 不審死を遂げた目撃者たち

あとがきに代えて