「発想の転換」の政治

土田宏 著

1,700円(税込)

株式会社彩流社

人種差別撤廃とは…困難であれば、では?理想崇高の不可能性、努力と必死の探求。現在の理念・理想無き分断政治、戦争危機…そして願うべき平和政治。ケネディ(ジョン・F・ケネディ)の政治から現今日本政治を問い直す!

【目次】
はじめに

第一章 真の平和のために――アメリカン大学での演説
本当の平和
核の時代の常識
困難な平和追求
平和のための行動──発想の転換
敗北主義者の平和
理性による平和
ソ連に対する態度の再検討
ソ連にも優れている点
共通の利益──多様性が存在する世界
国益を超えて
冷戦への態度の再検討
自立の権利──人間として
平和への動き──核軍縮に向けて
重大な決定──衝撃的発表
アメリカ国内の問題──自由と人権
平和は人権の問題──人間共通の利益
アメリカン大学の演説のまとめ

第二章 アメリカ国内に革命を――全国に向けたテレビ演説
アメリカと黒人
奴隷解放令と憲法改正
南北戦争後──過酷な運命
ブラウン判決
バス・ボイコット
高揚する黒人権利の要求
ケネディと黒人問題
テレビ演説── 1963年6月11日
移民の国
人はみな平等=独立宣言書
幸福追求の権利
黒人も平等の投票権
「もう待てない」
公民権法案の提出へ=革命を起こす
希望の光
法律だけでは……他人への思いやり
最終まとめ──ひとつの国家
二つの演説の意味

第三章 正しいことは、正しいからする──ケネディの信念
キング牧師救済
二度と戦争はしない
ピッグス湾事件
ベルリン危機
キューバ・ミサイル危機
海上封鎖
国民に真実を
緊迫の時――核戦争一分前
エクスコム──最後の対立決着へ
軍部拒否──ケネディの偉大さ

第四章 もうひとつの遺言──安倍政治は滅びへの道
アメリカ合衆国憲法
合衆国憲法の制定者たち
日本国憲法の場合
第九条の改変
多数の暴力
すべての自民党政治家・支持者に
日本国憲法の価値
日本のミッション
本当の心の叫び
沖縄だって本土だ――沖縄の人たちとひとつに
米軍基地──必要なのか?
日本を守る――沖縄を犠牲に?

参考資料 
就任演説 1961年1月20日
アメリカン大学演説 1963年6月10日
テレビ演説 1963年6月11日

あとがき