【お試し読み】恋心はジャケットの内側に

「君のその表情をみると…先輩以上の感情で動いてしまう…んだ」
物心ついた時からスーツが好きで、念願のスーツ販売員になった綿世。
今日も店頭で元気に接客をしていると、ちょっと困ったお客さんにつかまってしまう。
それを颯爽と助けてくれたのは、綿世が憧れ慕っている先輩の糸永だった。
少しでも早く糸永に近づけるよう綿世が居残り練習をしていると、糸永が手伝ってくれることに。
喜んで張り切りながら練習を続ける綿世だったが、しばらくすると糸永の様子に変化が━━!?