エラーが発生しました。
エドゥアール・ルイ 著、高橋啓 訳
東京創元社
子供の頃に、楽しい思い出はまったくない。この時代に、幸福や喜びの感情を経験したことがないというつもりはない。ただ、痛みがすべてを支配しているから、そこに収まらないものは消されてしまうのだ――フランスのエリート青年エドゥアール・ルイが自らの少年時代を赤裸々に綴った衝撃の私小説。差別主義と力が支配する貧しい村で、同性愛者としての自分に、壮絶ないじめに、貧困に苦しみ、すべてを捨てて、そこから脱出した! 訳者あとがき=高橋啓