定本 レッド 1969-1972 1

山本直樹 著

太田出版

青春と革命の最期を描いた漫画史上屈指の問題作、
新装全4巻にて刊行開始。

押井守、絶賛!!
「なぜ彼らは行って、僕は行かなかったのか」

※本作『定本 レッド 1969-1972』は、講談社コミックス版『レッド』(全8巻)、『レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ』(全4巻)、『レッド 最終章 あさま山荘の10日間』(全1巻)、以上計13巻の物語全編を収録のうえ、新装版として全4巻にて刊行するものです。

1969年1月18日、1000人近い学生たちがたてこもった東京大学構内に機動隊及び警官8500人あまりが突入。夕刻、安田講堂陥落。逮捕者631名。1月18日 ’69年度東京大学入試の中止が決定した。このあたりをさかいに以降、日本の学生運動は徐々に下火へと向かいはじめる。同じ年の夏からこの物語は始まる。

「リーダーっていうのは一番はじめに死刑になる人だよね」――本編セリフより