宇宙の研究開発利用の歴史―日本はいかに取り組んできたか

渡邉浩崇 編著, 榎孝浩 著, 佐藤雅彦 著, 斎藤紀男 著, 稲谷芳文 著, 橋本靖明 著, 冨田信之 著, 武藤正紀 著, 小笠原宏 著, 志佐陽 著, 久保田伸幸 著, 小山浩 著, 安達昌紀 著

6,930円(税込)

大阪大学出版会

宇宙研究開発の軌跡――科学技術・産業の歴史と政策・法制度の歴史

宇宙計画は、科学技術の発展とともに、そして、冷戦をめぐる政治的なせめぎあいとともに進展してきた。
宇宙をめぐる歴史としては、1969年に人類初の有人月面着陸を実現した「アポロ計画」に主眼を置いた宇宙開発史あるいは宇宙科学技術史、1957年にソ連が人類初の人工衛星打ち上げによって世界に衝撃を与えた後の宇宙法に端を発し、宇宙に関する国際法や宇宙条約といった法整備に関わる宇宙法制史・宇宙政策史、そして、宇宙計画を支えてきた各企業の科学技術の進歩をたどる宇宙産業史がある。本書は、日本および世界の宇宙政策や宇宙計画に関する歴史について、政策・法律・科学技術・産業からまとめ、宇宙の歴史研究の全体像を提示する。