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堆積岩は、風化・侵食・運搬・体積の過程における環境やその際に受ける営力の違いによって、異なった形態をとることになる。そこで現存している堆積岩・堆積物に記録された運搬や体積の履歴を読みとることによって、過去の堆積環境を推定することになる。その履歴を読みとるための手法はさまざまである。
概説編で砕屑性堆積物を構成する基本単位である砕屑粒子の成り立ちと運搬・堆積機構と、生物・化学岩である炭酸塩岩・珪質岩の分類と形成の関係について概観する。実践編では、砕屑性堆積岩と炭酸塩岩の記載と研究の方法について述べる。