30歳からの“非常識”思考トレーニング――戦略思考編

西村克己

300円(税込)

Panda Publishing

あなたは当てはまりませんか?

・いつも力技で、仕事をしている
・勉強は得意だけど、問題を解決するのは苦手な
・企画力や発想力を身に付けたい

本書はそんなあなたに、仕事に役立つ「考えるためのテクニック」を伝授します。

もはや日本は、効率化を追求しただけの働き方では、アジア諸国に勝てません。
これから正社員には、現状の維持だけでなく、新しい付加価値を生み出す発想力が求められてきます。

新しい発想を生み出すためには、学校で習った知識だけでは不十分です。

現実の問題は、答えが一つではなく、“よりよい解答”を求める力が必要とされるからです。

本書を通じて、「考えるためのテクニック」を身に付ければ、脳の今まで使っていなかった部分が鍛えられるはずです。

あなたは次のトレーニング問題にすぐに答えられるでしょうか。

《差別化競争トレーニング》
あなたは某メーカーの商品企画室長です。

ライバル社が画期的な商品を発売した。
あなたの会社は、後発で同様の商品を投入することになる。

価格設定等をどうするべきだろうか。

(1)ライバル社と同じ機能で、同じ価格帯で投入する
(2)ライバル社と同じ機能で、安い価格帯で投入する
(3)ライバル社と同じ機能だが、奇抜なデザインで、同じ価格帯で投入する
(4)ライバル社との勝負を避ける(新製品は出さない)

あなたの会社が業界1位であれば、どうするべき?
あなたの会社が業界3位であれば、どうするべき?

【目次】
第1章 論理的に考える力がつくパズル——「とりあえず始めて」失敗する人へ

1 ミッシーで考えるトレーニング
2 分類して考えるトレーニング
3 コンセプトから入るトレーニング
4 簡潔にするトレーニング
5 事実を選ぶトレーニング
6 問題意識を持つトレーニング
7 目的を確かめるトレーニング
8 グルーピングするトレーニング
9 ロジックツリーをつくるトレーニング
10 ロジックツリーを応用するトレーニング
11 図で説得するトレーニング
12 マトリックスを応用するトレーニング
13 パターンを脱するトレーニング
14 リスク戦略トレーニング

第2章 戦略的に考える力がつくパズル——「仕事のしくみ」がわかっていない人へ

1 差別化競争戦略トレーニング
2 ナレッジワーカー戦略トレーニング
3 ドメイン戦略トレーニング
4 コアコンピタンス戦略トレーニング
5 KFS戦略トレーニング
6 ゲリラ戦略トレーニング
7 弱点戦略トレーニング
8 ランチェスターの戦略トレーニング
9 ベストプラクティス戦略トレーニング

第3章 成果をはかるテストパズル——あなたの脳はどう変わった?

1 脱マンネリの成果は?
2 多面思考の成果は?
3 論理力アップの成果は?
4 実戦思考の成果は?
5 右脳訓練の成果は?
6 選択と集中

【著者略歴】
西村克己(にしむら・かつみ)
岡山市生まれ。芝浦工業大学大学院客員教授、経営コンサルタント。
1982年東京工業大学「経営工学科」大学院修士課程修了。富士写真フイルム株式会社を経て、
1990年に日本総合研究所に移り、主任研究員として民間企業の経営コンサルティング、講演会、社員研修を多数手がける。
2003年より芝浦工業大学大学院「工学マネジメント研究科」教授、2008年より芝浦工業大学大学院客員教授。
専門分野は、MOT(技術経営)、経営戦略、戦略的思考、プロジェクトマネジメント、ロジカルシンキング、図解思考。
著書に、『よくわかる経営戦略』(日本実業出版社)、『論理的な考え方が身につく本』(PHP研究所)、
『経営戦略1分間トレーニング』『1分間ジャック・ウェルチ』(共にSBクリエイティブ)など多数。