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パトリシア・A・マキリップ 著、原島文世 訳
東京創元社
七年ぶりに故郷に帰ったシルヴィアを待っていたのは、鬱#うつ$蒼#そう$とした森に抱かれたリン屋敷と曾曾曾祖母の手記。森には美しくも怖ろしい女王とその眷#けん$属#ぞく$が棲み、祖母が主宰する女たちのギルドが屋敷を彼らから護っているのだという。あわてて都会に戻ろうとするシルヴィアだったが。『冬の薔薇』に続く、詩人マキリップの幻想に満ちた妖精譚。