第二の銃声

アントニイ・バークリー 著、西崎憲 訳

東京創元社

探偵作家ヒルヤードの邸で行われた推理劇。被害者役を割り振られたスコット=デイヴィスは二発の銃声ののち、なんと本物の死体となって発見された。犯人役を演じたピンカートンは、事件発生時の状況から殺人容疑をかけられてしまう。彼は素人探偵として有名なシェリンガムに助力を求めるが……探偵小説の可能性を追求した著者の代表作。