海の稜線

黒川博行 著

東京創元社

大阪府警の文田巡査部長と総田部長刑事、通称“ブンと総長”。そこに東京から来た若手キャリアが加わり、東西文化の違いに角突きあわせながらも、巧妙に仕組まれた殺人事件を追う。高速道路での乗用車爆破に始まった事件は二転三転し、偽装海難事故が姿を現す。複雑な海運業界の利権をめぐる連続殺人を描く、黒川博行初期の最高傑作!