ブラウン神父の不信

G・K・チェスタトン 著、中村保男 訳

東京創元社

チェスタトンの作品中、とりわけ優れている「犬のお告げ」を中心に、奇想天外の密室トリックで、チェスタトンならではの大胆さが現われている名作「ムーン・クレサントの奇跡」、カーの先駆ともいうべきオカルティズムの色濃い「金の十字架の呪い」、これもカーの『白い僧院の殺人』の先駆とみなされる「翼ある剣」ほか四編の珠玉を収録。