無伴奏

太田忠司 著

東京創元社

父危篤との連絡を受け、数十年ぶりに実家に戻った元警官・阿南。父は、混濁した意識の中で、殺人を犯したと阿南に告白する。幼少の頃に死亡した母に関係することか――「探偵の帰郷」を描く、渾身のシリーズ最新作。