自律型組織をつくるマネジメント変革

菊池 裕太 著

1,210円(税込)

現代書林

「従業員の離職が増加している……」
「経営層や管理職に対する、従業員の信頼が低下している……」
「数値主体のマネジメントにより、従業員のモチベーションが低下している……」

こうした話を、一度は聞いたり、感じたりしたことが
あるのではないでしょうか? 

社会の変化に伴い、旧来の「管理型」のマネジメントスタイルは
明からかに機能不全に陥りつつあり、
あるべき姿にシフトしていくことが求められています。
そしてそのカギは、新しいマネジメントの概念、
「ピープルマネジメント」にあると著者は提唱します。

ピープルマネジメントは、上司が部下の仕事の進捗やタスクを管理する
かつてのマネジメントとは異なり、
「人(従業員)」に向き合うマネジメントを意味します。
「自律型」の組織を形成し、人の意欲と能力を
100%引き出すマネジメントスタイルです。

ピープルマネジメントは、すでに海外企業では一般的な概念であり、
グーグル、GE、SAP、アドビ、スターバックスなど多くの企業が導入し、
目覚ましい成果を上げています。
また海外企業に限らず、クックパッド、ラクスル、ユーザベースなどの
先進的な日本企業も人に向き合うマネジメントを実践しているのです。

著者はピープルマネジメントを形成する3つのイベント
「目標設定・管理」、「1on1ミーティング」、「フィードバック」について、
企業向けセミナーへの登壇、コンサルティングを行っています。

一人ひとりが自律的に働き、仕事を楽しんで最高のパフォーマンスを上げる。
どのような変化が起きても、成長の歩みは止まらない。
そのような強い組織が、ピープルマネジメントによって誕生すると説きます。

経営者、役員、マネージャークラスの方々に
ピープルマネジメントの「取扱い説明書」となる本書を参考にして、
理解を深めていただき、導入の手引きにしていただければ幸いです。