木星の骨〈上〉

フェイ・ケラーマン 著、高橋恭美子 訳

東京創元社

死亡したのは、カルト教団の教祖でかつての物理学の権威ジュピター。事件の知らせにデッカーは現場へ急行するが、信者たちは死因もわからないうちに遺体を動かし、教団内の医者は勝手に死亡診断書を作成している。警察を侵害者とみなし、非協力的な態度をとる信者たち相手に、捜査は難航する。閉鎖的な教団内でなにが起こっているのか?