パイド・パイパー

ネヴィル・シュート 著、池央耿 訳

東京創元社

フランスの田舎道で、パンクのため立ち往生したバスは、ドイツ軍の機銃掃射を受けて動けなくなった。ここから先は歩くしかない。老イギリス人はやむなく、むずかる子供たちの手を引いた。故国を目差して! 戦火広がるフランスを、機知と人間の善意を頼りに徒手空拳の身でひたすらイギリス目差して進む老人と子供たち。感動の冒険小説。