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渡辺温 著
東京創元社
横溝正史編集長の下で『新青年』の編集に携わり、谷崎潤一郎宅へ原稿依頼に赴いた帰途、交通事故に遭いわずか二十七歳で逝去した天才作家・渡辺温は、日本探偵小説界の長老・渡辺啓助の実弟でもある。全編雑誌初出を底本とし、校訂して贈る作品集成。「可哀相な姉」「父を失う話」などの小説作品に加え、翻案、翻訳、エッセイも網羅した。