緋色の十字章

マーティン・ウォーカー 著、山田久美子 訳

東京創元社

風光明媚なフランスの小村で、のどかな村を揺るがす大事件が発生する。戦功十字章を授与された英雄である老人が、腹部を裂かれ、胸にナチスの鉤十字を刻まれて殺害されたのだ。村でひとりの警官にして警察署長のブルーノは、平穏な村を取り戻すべく初めての殺人事件の捜査に挑む。心優しき警察署長の奮闘を描いた、清新な警察ミステリ。