コラールの故郷をたずねて

小栗献 著

1,760円(税込)

日本キリスト教団出版局

戦争やペスト、対立や無理解など、人間的苦悩のただ中から歌い上げられた神への信頼と賛美。宗教改革期から18世紀にかけてドイツ・コラールを育んだ時代と信仰を、賛美歌作家たちが生きた地を訪れて図版や写真と共に綴る。美しい響きがいっそう深く心に迫る。2007年7月25日発行の初版を底本に電子化。

【目次】
はじめに

1 神はわが砦 マルティン・ルター
2 フスの継承者たち─ミヒャエル・ヴァイセとボヘミア兄弟団
3 ヨーロッパの十字路─ストラスブールとグライター
4 鉱山の子どもたちの友 ニコラウス・ヘルマン
5 コラールの女王、コラールの王 フィリップ・ニコライ
6 シュレジアのヨブ ヨハン・ヘールマン
7 私の頼りはただキリストにのみある! マルティン・リンカルト
8 あなたの道を主に委ねよ パウル・ゲルハルト
9 新しい慰めの歌 ヨハン・クリューガー
10 ネアンダーの谷 ヨアヒム・ネアンダー
11 ハレ出身の賛美歌作家たち アウグスト・ヘルマン・フランケ他
12 こころを一つに─ヘルンフートへの道 N・L・ツィンツェンドルフ
13 ヴァンツベックの使者 マティアス・クラウディウス

コラール関連年表
あとがき