季刊 刑事弁護106号(2021,summer)

季刊 刑事弁護編集部 編

2,200円(税込)

現代人文社

特集1]若手弁護士「困った!」?事例Q&A
◇本特集の趣旨●中原潤一
◇捜査段階●依頼人との関係
◇捜査段階●警察との関係
◇捜査段階●裁判所との関係
◇捜査段階●終了後の対応
◇公判段階●依頼人との関係
◇公判段階●弁護実践
◇座談会私の「困った!」?こと●中原潤一/遠藤かえで/佐々木さくら/田上雅之/深見愛一郎

[特集2]18・19歳の者の扱いに関する少年法改正の批判的検討
◇本特集の趣旨●武内謙治
◇「少年法改正案」の全体像とその批判的検討●武内謙治
◇弁護・付添実務からみた少年法改正の問題点●土橋央征
◇調査実務からみた「少年法改正案」の問題点●須藤 明
◇報道現場のルールと異なる推知報道禁止の解除●川名壮志

[論文]
◇裁判員との協働の実質化を目的とした争点整理の在り方について(試論)●東京地方裁判所刑事部 裁判員裁判の在り方を考える委員会
◇「裁判員との協働の実質化を目的とした争点整理の在り方について(試論)」へのコメント―当事者の立場から●神山啓史
◇袴田事件第2次請求特別抗告審決定の意義―最決令2・12・20判例評釈●中川孝博
◇「青梅談合事件」にみる控訴審冤罪の構図と弁護活動の在り方●郷原信郎
◇世界に広がる刑事事件再審委員会制度―誤判救済の新潮流●指宿 信

◇この弁護士に聞く(36) 中田雅久●インタビュアー:奥田真帆/久保田洋平

[刑事弁護レポート]
◇関係者と摂食障害等の知識を共有して再度の執行猶予を得た事例●内山 優
◇結審後の受任で証拠を見直し、事実取調べ請求が通って逆転無罪を得た事例●清水寛和
◇一見不利な状況証拠の意味を詳細な検討で覆し無罪を勝ち取った事例●和田 恵
◇保釈直後の再逮捕で勾留請求が却下され、検察の準抗告が棄却された事例●堂山 健

[連載]
◇刑弁人情酒場(3)「つながる」想い●田中 拓
◇裁判員裁判事例研究シリーズ―スタッフ弁護士の実践から(27)●主張関連証拠開示の意義と活用方法―スタッフ弁護士研修をふまえて(2)●法テラス本部裁判員裁判弁護技術研究室
◇日々の刑事弁護の実践例から理論を考える(9)●自白の任意性および信用性を否定して無罪を言い渡した事例―被疑者・被告人の供述特性に配慮した弁護活動●科埜貴広/京 明
◇ケース研究・責任能力が問題となった裁判員裁判(4)精神運動興奮(緊張病性興奮)による行為が無罪になった事例●山本 衛/菅野 亮/五十嵐禎人
◇法律実務家のための心理学入門(15)司法のIT化とVMC―コロナ禍の司法と心理学(3)●若林宏輔
◇科学的な裁判のための法医学ガイダンス(8)袴田事件の死体解剖鑑定が語る真実とは●本田克也
◇法律家のための犯罪学入門(44)イタリアの実践から日本の少年矯正を考える―福岡の事件をきっかけとして●浜井浩一
◇桜丘だより(74)初陣●櫻井光政

[コラム]
◇新人弁護士日記積極的に「動く」ことで獲得した無罪判決●松田佳子
◇刑事弁護ニュース第18回季刊刑事弁護新人賞授賞式
◇シネマガイドファーストラヴ

[お知らせ]
◇第19回季刊刑事弁護新人賞刑事弁護活動レポート募集のお知らせ