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アーサー・マッケン 著、平井呈一 訳
東京創元社
パンの神はいつも、森の広場に人間の処女を拉して性の乱舞を行なう。人間の性の神秘を超自然に託して魔訶不思議な様相をくりひろげるマッケンの世界は戦慄と陶酔の妖しい白光の世界である。黒い封印と戦う老教授、淫楽の密室に白い粉薬をのんで肉体が溶けてしまう青年の話など一連の怪談集と、聖杯を主題とした『大いなる来復』を収録。