白と黒の臨界~壊れた彼女の見る夢は~

著者:午後12時の男/イラスト:まくわうに

399円(税込)

オシリス文庫

世界を押し潰し、すべてを無に還す「灰色の空」に蝕まれつつある世界。天を貫く巨大な「塩の柱」に守られ、かろうじて生き残っていた町で暮らすトモヤは、幼なじみのナツミに恋をした。しかし、平凡なはずのその恋は、罪だった。彼女が塩の塔を守り、世界のためにその身を捧げる「要の子」であったために。時には他の男に寝取らせてまで彼女の心を壊さなければならない恋。そんな恋が、あっていいはずがないのだ。「意気地なし」「――……っ」犯され、汚され、壊れた彼女は、最期の瞬間、どんな夢を見たのだろう。それは、滅びゆく世界の片隅で紡がれた、愚かな恋の物語。