読みたくなる「地図」国土編 ―日本の国土はどう変わったか―

平岡昭利 編

1,600円(税込)

海青社

日本人がどのように国土を改変してきたのかを、明治時代と現代の地図の「時の断面」の比較から読み解く。北海道から沖縄まで34地域を対象に、各地域にかかわりの深い地理学者が変貌を解説。好評の都市編に続き、第3弾を刊行。考える地理の基本的な書物として好適。地図凡例付。カラー版。
かつて物理学者の寺田寅彦は随筆「地図を眺めて」のなかで、世の中で安いものを列挙すれば、その筆頭に挙げられるものの1つは、5万分の1地形図とし、「その1枚から、われわれが学び得らるる有用な知識は到底金銭に換算することができないほど貴重なものである」と述べています。本書にはのべ147枚の地図を収録。各地域にかかわりの深い地理学者の解説とともに読むことで、地図の理解がより深まります。