日本語学2019年11月号(特集:様々な分野が明らかにする日本語)vol.38-11

宮地裕 監修, 甲斐睦朗 監修

1,430円(税込)

明治書院

◆様々な分野が明らかにする日本語

日本語については、その歴史や構造、個々の要素や法則などに関して、日本語学が専門分野として研究を推進している。しかし、日本語学以外のさまざまな研究領域も、日本語の様々な面に対して精力的に調査研究を展開している。
 それぞれ観点や方法を異にする分野が、どのような事実をどのようにして明らかにしてきたのか。各種の専門分野における日本語研究を紹介したい。

〇土木工学から見た日本語 小松淳
 ――技術者がデジタル・アーカイブスと図書館を行き来して調べたこと――

〇木簡学から見た日本語 馬場基
 ――文字について――

〇言語情報学から見た日本語 井佐原均 神崎享子

〇教育学から見た日本語 和崎光太郎
 ――〈青年〉と教育・学校――

〇空手の世界で使われる日本語「押忍」について 大森敏範
 ――なぜ「オス」という話し言葉に漢字「押忍」が当てられたのか――

【連載】

[ことばのことばかり] はんざわかんいち
[校閲記者のこの一語] 渡邉彩花
[漢字を追いかける] 笹原宏之