内視鏡システム『LASEREO』の使用経験~「胃炎の京都分類」からみたレーザー内視鏡による胃炎診断~/鎌田智有(川崎医科大学 健康管理学)ほか[全7頁]

映像情報メディカル 編

500円(税込)

産業開発機構株式会社

近年、Image-enhanced endoscopy(IEE)による拡大内視鏡診断は急速な進歩を遂げ、腫瘍性疾患などに対する微細血管の診断能が向上している。
富士フイルム株式会社が開発した内視鏡システムであるLASEREOは、2種類のレーザー光に蛍光体を組み合わせたレーザー照明技術と独自の画像処理技術を搭載し、特殊光観察機能BL(I Blue LASER Imaging)を実現化した1)。LASEREOにはこのBLIに加え色彩強調機能であるLC(I Linked Color Imaging)を搭載しており、日常の内視鏡診療や検診分野において腫瘍性病変や胃炎診断などの一助として用いられている。
本稿では、レーザー内視鏡を用いた胃炎診断の有用性などについて概説する。