放射線治療計画統合システム「INFINITT RT PACS」/株式会社インフィニットテクノロジー[全5頁]

映像情報メディカル 編

500円(税込)

産業開発機構株式会社

近年、放射線治療が適用される患者数は増加し、放射線治療技術も高精度化されさまざまな治療装置、治療計画装置が開発されている。
これに伴い治療計画装置で作成される治療計画データも増加し、施設によっては複数の治療計画装置を運用しているケースもある。作成された治療計画データは従来、それぞれの治療計画装置内で保存され定期的なバックアップ作業が行われており、これら過去の治療計画データを確認する際には煩雑な作業を必要とすることもあった。これらの問題に対し治療計画データをRTServer内にDICOMファイルにて一元的な管理保存を行い、それらのデータは作成された治療計画装置を問わず必要な場所で専用RT Viewerを用いての参照を可能とし、院内のみではなく外部との連携ではオフライン出力が行えることを目的とする「INFINITT RT PACS」が開発された。
本稿ではINFINITT RT PACSの特徴、および運用事例を紹介する。