エレクタ社製 放射線治療システムを用いた乳癌温存術後の深吸気息止め照射/松山圭矢(済生会熊本病院 放射線科)[全4頁]

映像情報メディカル 編

500円(税込)

産業開発機構株式会社

当院は2007年に放射線治療を開始した。当初は前立腺癌の治療を主な対象としていたが、10年以上を経て治療対象疾患が拡大したことや機器の老朽化のため2018年9月にエレクタ社製 放射線治療システム『Versa HDTM』に機器を更新した。
Versa HDはエレクタ社の最新・最上位機種であり、X線高線量率モード、体表面光学式トラッキング装置『CatalystTM』等が搭載されており、今後これら新機能を活用してよりよい治療を提供していきたいと考えている。その一環として乳癌温存術後の放射線治療においてCatalystを用いた深吸気息止め照射を2019年2月から開始した。2019年8月末時点で7症例に実施したのでCatalystの使用感を交えて報告する。