拡張された3Dビジョン IDSが3Dカメラデータの操作を シンプル化/アイ・ディー・エス株式会社[全3頁]

映像情報インダストリアル 編

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産業開発機構株式会社

3Dカメラデータによる環境認識により、以前は人間でしか成し得なかった、多数の画期的な適用事例が実現した。これにより、ロボットは人間と同じような方法で物体を認識し、さまざまな状況に自律的に対応できるようになった。寸法や作業場での位置に加えて、基準とする物体と比較した差異や欠陥について正確な判断を下すこともできる。
3Dカメラとカメラデータの操作は非常に複雑で、アプリケーションの開発には多大な準備とセットアップ時間が必要になる。特にマルチカメラアプリケーションやロボットとの組み合わせでは、データを有効に使用するためには複数の座標系への校正が必要である。システムとの依存度が高いため、有効なデータを生成するために、システムでアプリケーションを直接開発しなければならないことも多々ある。さらに、多くの3Dカメラの視界と解像度は、広い作業空間に対しては不十分である。
新しいEnsenso SDK 2.2と、Ensenso Xシリーズの新しい5MPバージョンを開発するにあたり、こうした要件を考慮した。細部にわたって数多くの改善を実装し、はるかに容易に統合できるようになった。