3D技術を活用した術前計画システム「ZedView」/株式会社レキシー[全5頁]

映像情報メディカル 編

500円(税込)

産業開発機構株式会社

ZedViewは約17年前にCT断層データより3次元のサーフェスデータを再構築するために開発されたソフトウェアである。現在、放射線科で使われているシステムではボリュームデータが主流であるが、サーフェスデータは近年話題の3Dプリンタで利用可能であり、販売当初より頭蓋欠損のカスタムプレートのための頭蓋データ作成などで活用されていた。
また血管の流体解析や加重シミュレーション等の物理シミュレーションのベースデータとしても利用されている。現在、ZedViewには整形外科における手術計画のためのモジュールライセンスが用意されている。
モジュールはTHA(ZedHip)、TKA(ZedKnee)、Spine(VEGA)、Osteotomy(ZedOsteotomy)、
Trauma(ZedTrauma)、Shoulder(ZedShoulder)の6つと単純X線画像で手術計画が可能な2 .5D機能である。本稿ではZedViewの概要および新しく追加されたZedShoulderと2 .5Dの計画機能について説明する。