超音波診断装置『ARIETTA Prologue LE』で実現する整形外科診療のスマート化/日本シグマックス株式会社[全4頁]

映像情報メディカル 編

500円(税込)

産業開発機構株式会社

近年、整形外科分野において超音波診断装置(エコー)が普及してきている。整形外科の診断においてはX線(レントゲン)が一般的であるが、レントゲンで判断できるのは骨の病変である。これに対してエコーはレントゲンでは捉えられない軟部組織(筋・腱・靭帯・神経等)の異常を被ばくなどの侵襲なくリアルタイムに捉えることが可能な上、患部を動かしながら動的状態を確認できる。また、エコーガイド下の穿刺といった「診療」に対する有用性の高さが認められつつある。このように運動器疾患の診断・治療に欠くことのできない画像診断ツールとなったエコーだが、普及が進むつれ、整形外科分野での活用における課題も見えてきている。これに対して2016年、日立製作所から発売されたポータブル超音波診断装置『ARIETTA Prologue LE』は整形外科領域でのエコー活用における課題を解消できる、画期的な機能を備えた装置として一定の評価を得ている。
当社は整形外科領域におけるエコーの普及を株式会社日立製作所と協力して推進し、その販売を担っている。ここではARIETTA Prologue LEの製品特長を紹介するとともに、同機がもつ機能をフルに使いこなすことにより、整形外科領域の診断・治療のシーンでどのように活用し、現状の課題を解決できるかを提言したい。