Smart BMD AI Assistによる骨密度測定の効率化~深層学習を用いた大腿骨セグメンテーション~/株式会社島津製作所[全5頁]

映像情報メディカル 編

500円(税込)

産業開発機構株式会社

急速な高齢化に伴い患者数が増加している骨粗鬆症の診断においては、DXA法(Dual Energy X-Ray Absorptiometry、二重エネルギーエックス線吸収測定法)による腰椎・大腿骨近位部を含む両部位の骨密度測定が主流とみなされている。そこで島津製作所では、より簡便に、精度よく骨密度を測定することを目指し、X線テレビシステム『SONIALVISIONTM G4』に搭載する骨密度測定アプリケーション「Smart BMD」を開発した。2014年11月に販売を開始して以来、国内に150台以上の導入実績がある(2019年7月時点)。今回、『SONIALVISION G4 LX edition』の発売に合わせてSmart BMDによる大腿骨近位部の骨領域抽出に、従来画像処理によるセグメンテーションの精度を凌駕する深層学習を用いた大腿骨セグメンテーション「Smart BMD AI Assist」を開発した。また、従来のSONIALVISION G4でもAdd onによるバージョンアップを可能とした。本稿では、Smart BMD AI Assistの特長や有用性などについて解説する。